M+ の欧文プロポーショナル文字 #12
31 Jan 2005
black 大文字の標準字間設定が揃ったので、小文字との関係も含めたカーニング設定を進めています。在職時に写植の字詰めなどで不満に感じていた部分をなるべく解消したいのですが、結構ややこしくなってきました。複雑になり過ぎるのは標準設定に問題があるような気もしますし・・・。
とりあえずカーニング設定は一時中断し、数字部分の標準字間設定を終わらせた段階で、もう少々秩序良く再開しようと思います。
M+ の欧文プロポーショナル文字 #11
28 Jan 2005
thin と black での字間設定を元に中間ウェイトでの設定を求め、並べてみました。下のサンプル画像は 20 px での表示例です。
M+ の欧文プロポーショナル文字 #10
27 Jan 2005
続いて thin の小文字で使用する字間設定値が揃いました。「f」「s」「t」などの一般的な欧文書体では字幅が狭い文字も含めて、M+ ではフトコロ広くデザインされている為、全体的にやや字間を狭く設定しています(ちょっと不安)。
M+ の欧文プロポーショナル文字 #9
26 Jan 2005
black の小文字で使用する字間設定値が揃いました、3 行目はカーニングの例です。とりあえずこんな感じで次に thin の字間設定値を揃え、中間ウェイトはその 2 値間から段階的に求めてみる予定です。
M+ の欧文プロポーショナル文字 #8
24 Jan 2005
不満の残っていた「s」を修正しました。両先端部分の回り込みを緩やかにしたので、ややスッキリした印象になったと思います。
M+ の欧文プロポーショナル文字 #5
22 Jan 2005
M+ 1 black の喰い込み処理を強調してみました。この作業に伴い、線の強弱にメリハリが出て来たので「k」「v」「w」などの斜線部分の角度も微調整しました。上段が Frutiger Black、中段が修正後の M+ 1 black(グレー表示の文字は修正していません)、下段が修正前の M+ 1 black です。
M+ の欧文プロポーショナル文字 #6
22 Jan 2005
M+ 1 thin から black まで、7 ウェイト分の小文字の字間設定用タタキ台が揃いました。現在気掛りな点は、「j」の左先端が前の文字の領域に重なった状態での字詰めとなっている事です。fontforge 上でマイナス数値での字間設定が可能なのかどうか、また「gj」「qj」の様にマイナス設定では文字が接してしまう場合、例外的な追加設定が可能なのかどうか調べる必要があります。
M+ の欧文プロポーショナル文字 #7
22 Jan 2005
欧文プロポーショナル文字を ttf ファイルに出力する際に、字間設定をどのようにすれば良いか、フォントの仕組みに不勉強な自分なりに考えた事を記録しておきます。

ある文字が確保する左右の領域を F とします。F は 文字自体の左右寸法 M と、文字の左側の余白 L、右側の余白 R の合計値となります( F = L + M + R )。
もし FontForge で M の値を自動的に検出できるのであれば、字間設定として L と R の値を与えて F の値を得る事ができる訳です。そうすれば文字デザインの修正などで M の値が変化したとしても、左右の余白設定 L と R の値は影響されません。また L と R の設定を文字デザインとは別のテキストファイルにする事で、FontForge や文字デザインに利用しているグラフィックソフトを起動する事無く、字間設定の試行錯誤が可能になると期待しているのです。
M+ の欧文プロポーショナル文字 #4
21 Jan 2005
字間設定のタタキ台に、まずは M+ 1 black の小文字を並べてみました。上段が字詰めの参考とした Frutiger Black、下段が M+ 1 black です。

字詰め具合はともかく、「a」「b」「d」などに見られる喰い込み処理が若干気になってきました。一般的な欧文書体での極端な喰い込み処理が好きになれなくて、現状程度の処理にしていたのですが、もう少し強調して線にメリハリを付けてみます。
M+ の欧文プロポーショナル文字 #3
20 Jan 2005
先に仮決定していた eps ファイルの内容で、和文フォントへの組み込みは問題無さそうなので、制作済みの全ての欧文文字・記号類を同形式の eps ファイルに収め、バックアップも兼ねて以下のリンク先に置きました。
このアーカイブは以下のファイルから構成されています。
- 0021.eps: ! " # $ % & '
- 0028.eps: ( ) * + , - . /
- 0030.eps: 0 1 2 3 4 5 6 7
- 0038.eps: 8 9 : ; < = > ?
- 0040.eps: @ A B C D E F G
- 0048.eps: H I J K L M N O
- 0050.eps: P Q R S T U V W
- 0058.eps: X Y Z [ \ ] ^ _
- 0060.eps: ` a b c d e f g
- 0068.eps: h i j k l m n o
- 0070.eps: p q r s t u v w
- 0078.eps: x y z { | } ~
ファイル毎に 7 〜 8 種 * 7 ウェイト分の文字が含まれ、各々の文字が 100px * 150px の仮想ボディ内に収まっています。全体で 800px * 1050px の図形が左下の座標を 0,0 として配置されています。
M+ TESTFLIGHT 009 用サンプル #11
20 Jan 2005
M+ OUTLINE FONTS 公式 web
サンプル画像ページ内の M+ 2 関係画像を全て差し替え、同ページからのリンク先 pdf 画像
も同様に更新しました。
M+ の欧文プロポーショナル文字 #2
19 Jan 2005
欧文プロポーショナル文字の組み込み作業が少しずつ具体的になってきたので、これまでに考えてきた事を記録しておきます。
![[ M+ 2 ] A g あ](http://mplus-fonts.osdn.jp/weblog/images/mplus_glyph_test-050119.png)
欧文の仮想ボディは 100px * 150px(和文は 100px * 100px)、ベースラインを下から 40px の位置とします。各グリフは左側に 2px 分の余白を設け、右側はグリフによって成行きの余白が生じます。各グリフ左右の字間設定は、別ファイルによって指定します。和文の仮想ボディは、欧文の仮想ボディに対して下から 25px 上がった位置を想定していますが、今後の微調整によって変更する可能性もあるため、ttf ファイル出力時に指定出来るようお願いしたいと思っています。
M+ TESTFLIGHT 009 用サンプル #10
19 Jan 2005
M+ 2 「ガ」「ギ」「グ」「ゲ」「ゴ」「ズ」「ゼ」「ゾ」「ダ」「ヂ」「ヅ」「デ」「ブ」「ボ」の各ウェイト文字を修正し、公式 web 上のサンプル画像(
カナ)を更新しました。
M+ TESTFLIGHT 009 用サンプル #9
18 Jan 2005
M+ 2 「は」「ほ」「ま」「も」「や」「ず」「ぞ」「ば」「ぶ」「ぼ」「ぱ」「ぽ」の各ウェイト文字を修正し、公式 web 上のサンプル画像(
かな)を更新しました。
M+ TESTFLIGHT 009 用サンプル #8
17 Jan 2005
M+ OUTLINE FONTS 公式 web
サンプル画像ページ内の M+ 2 関係画像を全て差し替えました(注:配布フォントはまだ旧版のままです)。また、同ページからのリンク先 pdf 画像
も同様に更新しました、ぜひご確認ください。
M+ TESTFLIGHT 009 用サンプル #7
15 Jan 2005
こっそり M+ 1 bold の「ぼ」を修正し、公式 web 上の
サンプル画像と
pdf ファイルを更新しました。
M+ TESTFLIGHT 009 用サンプル #6
14 Jan 2005
という訳で、再び M+ 1 medium と bold の「ぼ」を修正し、公式 web 上の
サンプル画像と pdf ファイル(
medium、
bold)を更新しました。同様に M+ 2 medium と bold の「ぼ」も修正し、
サンプル画像を更新しました。
M+ TESTFLIGHT 009 用サンプル #5
13 Jan 2005
また悪い癖で M+ 1 medium と bold の「ぼ」を整理し過ぎてしまいました。各々修正し、公式 web 上のサンプル画像(
かな)と以下の pdf ファイイルを更新。
M+ TESTFLIGHT 009 用サンプル #4
12 Jan 2005
昨日の反省を踏まえて M+ 1 「や」「ぼ」「ぱ」「ゴ」「ザ」「ゼ」「ダ」「ブ」「ポ」の各ウェイト文字を修正し、公式 web 上のサンプル画像(
かな、
カナ)と以下の pdf ファイイルを更新しました。
M+ TESTFLIGHT 009 用サンプル #3
11 Jan 2005
M+ OUTLINE FONTS 公式 web
サンプル画像ページ内の M+ 1 関係画像を全て差し替えました(注:配布フォントはまだ旧版のままです)。また、同ページからのリンク先 pdf 画像
も同様に更新しました、ぜひご確認ください。
M+ の欧文プロポーショナル文字
06 Jan 2005
狩野さんの
提案により、フォント組み込みへの道が一気に開けてきました。基本的なグリフは
完成していますので、本当にうれしいです。
M+ TESTFLIGHT 009 用サンプル #2
05 Jan 2005
M+ 1 「そ」「ぞ」の下の曲線の跳ね過ぎが気になったので修正しました。修正された各ウェイトのサンプル画像は公式 web 上で
公開しています。
![[ M+ 1 light ] サンプル](http://mplus-fonts.osdn.jp/weblog/images/mplus1-light-050105.png)
また、M+ 2 「は」「ほ」等の縦線のくねり具合がくどい様な気もしているので、しばらく
PDF 画像を眺めて悩んでみます。
M+ TESTFLIGHT 009 用サンプル #1
04 Jan 2005
これまで修正された文字を、いつもの例文に適用させてみました。
![[ M+ 1 light ] サンプル画像](http://mplus-fonts.osdn.jp/weblog/images/mplus1-light-050104.png)
上が M+ 1 light、下が M+ 2 light です。一部のかな文字の微調整ではありますが、結構まとまってきたと思います。M+ 1、M+ 2 共に、ほんの少しだけ自然な字形寄りに戻したので、各々「モダンゴシック」ではありますが、眼に馴染み易いデザインになっています。
Taiwan で GPL フォントの制作開始?
04 Jan 2005
Taiwan の人から M+ FONTS のライセンスを確認するメールをいただいた。Taiwan で制作を開始した GPL フォントの「ひらがな」「カタカナ」部分に M+ OUTLINE FONTS を推薦したところ、制作グループの一人に、 M+ FONTS は "Bitstream license" なので GPL フォントとは相容れないと言われたらしい。推薦してくれた人は日本語が分からないので、web 上にも記述してある "M+ Free license(英文)" には気が付いたけれど、配布物に同梱してある "Bitstream license(欧文グリフ用として暫定的に利用している vera フォントのライセンス)" との関係が理解できなかったようだ。確かに誤解を招きそうなので、次回の配布からは "BITSTREAM_COPYRIGHT" ファイルに前書きを加えようと思う。