icon M+ TESTFLIGHT 009 用サンプル #24 18 Mar 2005

M+ 1 と M+ 2 の再修正した「り」を反映させて、 M+ OUTLINE FONTS web サンプル画像ページ内の全ての画像と pdf ファイルを更新しました。pdf ファイルへの直接リンクはこちらをご利用ください。

icon ttf ファイルの出力 18 Mar 2005

Adobe Illustrator で作られた文字デザインの eps ファイルから M+ OUTLINE FONTS TESTFLIGHT ttf ファイルへの出力は、 村岡さん による素晴らしいスクリプトで実現されています。しかしスクリプト完成後のフォント仕様拡張によってかな文字が 2 種類となったり、漢字部分を省略した版を追加したりして、スクリプト一発で全ての ttf ファイルを出力する事ができなくなってしまいました。村岡さん謹製のスクリプトに素人の自分が手を入れてもロクな事にはならないので、前回の M+ TESTFLIGHT 008 出力の際には手作業で拡張分の ttf ファイルを出力しました。今回、M+ TESTFLIGHT 009 の出力を機会に(自分が忘れてしまいそうなので)その手順を確認しつつ記録しておきたいと思います。
# 次の M+ TESTFLIGHT 010 ではプロポーショナル欧文文字の追加によるスクリプト群の見直しが予定されていますので、ここで記録する手順は無駄になりそうですが・・・。

■ M+ 1m フォント(7 ウェイト)の出力
漢字と欧文文字部分に M+ BITMAP FONTS をドット形状のままアウトライン化して暫定的に採用している M+ 1m を以下の手順で出力します。

  1. "mplus_outline_fonts/eps.d" ディレクトリには "hiragana1"、"hiragana2" と、"katakana1"、"katakana2" ディレクトリが含まれていますが、2 種類のかな文字を想定していなかった出力スクリプトは "hiragana"、"katakana" ディレクトリを前提としていますので、"$ ln -s hiragana1 hiragana"、"$ ln -s katakana1 katakana" とリンクさせます。
  2. 村岡さんに用意していただいた "mplus_outline_fonts/mplus_skeleton.sfd" ファイル(ドット形状のままアウトライン化した M+ BITMAP FONTS)を M+ OUTLINE FONTS のかな文字に合わせて縮小し、仮想ボディの中心に収める為に fontforge で加工します。
    "Edit -> Select -> Select All(Ctl+A)" で全てのグリフを選択し、"Element -> Transform...(Ctl+\)" から表示されるウィンドウで "Character Origin, Scal Uniformly... 90.076%, Move... X:87 Y:0.4" を指示します。座標の数値の端数が気持悪いので細かな設定になっています。
    "mplus_outline_fonts/mplus_skeleton.sfd.90" のファイル名で新規保存(Ctl+Shft+S)して、オリジナルの "mplus_skeleton.sfd" は "mplus_skeleton.sfd.ORG" に変更しておきます。
    "$ ln -s mplus_skeleton.sfd.90 mplus_skeleton.sfd" とリンクさせて準備完了。
  3. 忘れずに "mplus_outline_fonts/eps.d" ディレクトリで "$ ./checkall.sh" してから "mplus_outline_fonts" ディレクトリに戻って "$ make all" を実行します。
  4. "mplus_outline_fonts/TESTFLIGHT-009/mplus1m" ディレクトリを用意し、生成されたファイル群 "mplus-*.pe"、"mplus-*.sfd"、"mplus-*.log"、"mplus-*.ttf"、"work.d" をその中に移動させます。
  5. "TESTFLIGHT-009/mplus1m" ディレクトリ内の "mplus-thin.ttf" ファイルを fontforge で開き、"Element -> Font Info...(Ctl+Shft+F)" から表示されるウィンドウで "Names" タブ内の設定項目を "Fontname: mplus1m-thin, Family Name: M+ 1m thin, Name For Humans: M+ 1m thin" に変更("Weight" 項目は設定しても何故か反映されません)。
    "File -> Generate Fonts...(Ctl+Shft+G)" で "TESTFLIGHT-009" ディレクトリ内に "mplus1m-thin.ttf" として出力。続いて light、regular、medium、bold、heavy、black のウェイトも同様に作業します。

■ M+ 1p regular / vera フォント(漢字無し版)の出力
欧文文字に Bitstream Vera を組み合わせ、既存の和文フォントから漢字を補完される事を前提とした M+ 1p regular / vera を以下の手順で出力します。

  1. 全てのグリフを削除した "mplus_outline_fonts/mplus_skeleton.sfd" ファイルを "mplus_skeleton.sfd.EMPTY" として新規保存し、"mplus_skeleton.sfd -> mplus_skeleton.sfd.EMPTY" とリンクさせます。
  2. "mplus_outline_fonts" ディレクトリで "$ make regular" を実行。
  3. "mplus_outline_fonts/TESTFLIGHT-009/mplus1p" ディレクトリを用意し、生成されたファイル群 "mplus-regular*"、"work.d" をその中に移動させます。
  4. "TESTFLIGHT-009/mplus1p" ディレクトリ内の "mplus-regular.ttf" ファイルを fontforge で開き、"Element -> Font Info...(Ctl+Shft+F)" から表示されるウィンドウで "Names" タブ内の設定項目を "Fontname: mplus1p-regular-kana-vera, Family Name: M+ 1p regular kana vera, Name For Humans: M+ 1p regular kana vera" に変更("Weight" 項目は設定しても何故か反映されません)。
  5. ipag フォントからの漢字補完を想定して、かな文字全体を少し持ち上げておきます。
    "Edit -> Select -> Select All(Ctl+A)" で全てのグリフを選択し、"Element -> Transform...(Ctl+\)" から表示されるウィンドウで "Move... X:0 Y:58" を指示。
  6. kazuyuki さん制作の "Mplus Medium + Bitstream Vera" フォントから Bitstream Vera 部分の "U+0020 space" から "U+007E asciitilde" までをコピー(Ctl+C)し、上記 "mplus-regular.ttf" の該当部分にペースト(Ctl+V)します。
  7. "File -> Generate Fonts...(Ctl+Shft+G)" で "TESTFLIGHT-009" ディレクトリ内に "mplus1p-regular-kana-vera.ttf" として出力します。

■ M+ 2m フォント 、 M+ 2p regular / vera フォントの出力
上記 M+ 1 フォントでの作業に準じて "hiragana"、"katakana" などのリンク先を変更しつつ出力、修正します。